会社員がホストの体験入店にいきました

こんにちは。

あおです。

 

 

今回はホスト体験に行った話をします。よろしくね、かわいこちゃん。

 

僕は少し前からホストというものに興味がありました。平たく言うと、憧れていたんです。

しかしホスト界は、そこらへんで会社員をしている僕には到底想像もできない世界です。いまこの記事を読んでくれている方々も同様でしょう。

知りたいことを知るには飛び込んでみるのがいちばんです。そういうわけで、先週の水曜くらいに名古屋のホストクラブの体験入店に申し込みをしてみました。

 

担当の方のLINEを追加しメッセージのやり取りをしていると、体験入店のOKが出ました。やったね。

平日の僕は会社員なので、日曜の夜に体験させてもらうことになりました。

結論から先に述べます。

 

 

追い出されました。

 

 

当たり前っちゃ当たり前なんですが、体験入店にいらっしゃる方々は働くことを前提にやってきています。僕はお試しというかお遊びというか、知りたいから参加してみただけのオタクです。

店に入ってすぐに履歴書・誓約書・身分証のコピーを求められたときくらいから薄々感じてはいたのですが、お姫さま(女性客の意)の接客をしているときに「こいつ新入りです!」みたいな紹介をされたあたりで事の重大さに気づきました。

 

「もしかしてここ、自分みたいのが来る場所じゃない…?」

 

接客の体験をさせてもらったのち「それでは面接をしましょう」とかなんとか言われて、奥の方の部屋に連れて行かれました。暗闇から現れたボスから名刺を受け取り、現在の職業や住んでいる場所などについて話します。

 

「週に何日くらいこれそう?」と質問されたので、正直者の僕は「働く気はないのですが、興味があったので申し込みました」と伝えました。

 

途端にボスの瞳孔が開き、興奮した様子で「こんな人はじめてだよ…」と言われます。どうやらお怒りのご様子。身分証のコピーを取られたので、逃げ場はありません。いざとなったら地元に逃げてカレー屋さんでも経営するか…などと考えていましたが、ボスは温厚なのでお説教で済みました。

お説教のあとで「今日の体験はこれで終わり。交通費くらいしか出せないけど、帰ってもらえる?」と言われ、お引き取り願われることに。

ぶっちゃけ京都旅行の帰りに寄っただけなので交通費は受け取らず、そのまま帰ることになりました。荒っぽいお店だったらこうはいかないらしい。よかった。

 

 

なんだかんだで2時間くらい体験ができたので、その間に従業員さんとたくさんお話ができました。業界のこととか私生活のこととか、たくさん聞けて勉強になりました。お店には多大なるご迷惑をおかけしましたが、行ってよかったと思います。

 

 

結論。

たばことお酒と夜更かしが苦手な僕は、ホストにはなれないという気づきを得ました。しかし、ホストへの憧れと情熱が消えたわけではありません。接客でお客さんを喜ばせる仕事は絶対に楽しいはずです。

いまの将来の夢は、自分の経営するカレー屋さんで、真昼間から酒タバコなしのホストをすることです。

 

……それはただのカレー屋さんでは?