Saint snowについて(というか理亞ちゃんについて)のお話
こんにちは。あおです。
本記事ではタイトル通りSaint snowについて書いていきます。思ったことをタイピングするだけなので、面白さのかけらもなく、考察でも何でもない。ただ単に書きたいことを書くだけの記事になります。
それでも構わないという勇者様は、この先へとお進みください。
さて、先日ラブライブ!サンシャイン‼の劇場版が公開されましたね。
僕は毎週金曜の上映と舞台挨拶によって、かれこれ6度視聴しています。これまでの人生において、こんなに何度も見た映画はないです(無印は2度です)
ここまで回数を重ねたわけですが、飽きることがなく毎回ドキドキさせられるのがとても不思議です。こういった作品を人は名作と呼ぶのでしょうか。知らんけど。
その中でも特に大きく感情を動かされるのが、理亞ちゃんのシーンです。
彼女は姉とともにラブライブに出場し、そして優勝するために、小さい頃から必死に努力して夢を追いかけてきました。
ですが、聖良は3年で理亞は1年。
2人が同時にスクールアイドルでいられるのは、この1年間しかありません。
そして、一緒に出場できるラブライブはたった2度しかありません。
まるで自分たちがシンボルとした雪の結晶のように、Saint snowというスクールアイドルは短い時間でしか存在できないわけです。
彼女が夢を叶えるためには、その限られた時間のなかで精一杯輝かなければいけませんでした。ラブライブで優勝し、μ’sやA-RISEと同じ景色を見るために、決して負けることは許されない。
本戦には直接関係のない東京のイベントでさえ、入賞できなければ意味がない。
故に、彼女にとってのスクールアイドルは「遊びじゃない!」んです。
しかし。大好きな姉との不和、それだけで大切な夢を壊してしまいました。
そして、姉への罪悪感や自分への憤りを感じながら過ごしていた日々に追い打ちをかけるように、期待していた新たなメンバーからは脱退を宣告されました。
これまで心の支えとなっていた姉に頼ることはできず、自分だけの力でなんとかしなければいけないのに。姉への償いとして、なんとしてもかつてのSaint snowのようなグループをつくらなければいけないのに。
彼女はそのことを、ことあるごとに思い出してしまいます。
朝のランニングでの涙は、決してあの日だけのものではないでしょう。
そんな状態の理亞を救うのは、自分がかつて下に見ていたAqoursのメンバー 黒澤ルビィ。
函館でのライブをきっかけに、表には出さずとも(出てる)好きになっていた友達。
姉が卒業する妹という同じ境遇の女の子だけど、ちょっとだけ仲間に恵まれて、ちょっとだけ早く大切なことに気づくことができた友達。
その友達の提案で行われた「もしもの決勝」で、理亞は姉からのメッセージを通して大切なことに気づきます。
それを表したのがBelieve againです。
ここからはBelieve againの歌詞とともに、その言葉の意味するところを考えていきたいと思います。まだ歌詞出てないので、間違えてても温かい目で見てください。
「きっとひとりじゃない夢の中へと 迷いながらready…GO‼」
はい。もう泣きました。かつての理亞はSELF CONTROLにて
「孤独なほうが届きそうだから」「もうわかっているんだ 孤独が自分を高めること」
と歌い、その後の予選曲 DROPOUT!?では
「孤独がただ 今を歪めるなら」「孤独がただ 今を引き裂いている」とあります。
自分の信じる強さのためには一人である必要があり、馴れ合いなど不要である。そう信じていた彼女ですが、孤独を求めたために夢破れてしまいました。
そこで彼女は気づきます。孤独であることが真の強さではないのではないか、と。
よってこの歌い出しは、自分が信じてやまなかった「孤独であることの強さ」に疑問を抱き、新しい自分になるための一歩を表しているのでしょう。
「やっとね 気がついたみたい あなたの中の消えない光」
「どこへ行ってもそれは希望という名の羽だから」
はい。泣いてます。
ここ大事なんですけど、このパートを歌っているのは聖良さんです。
またまたDROPOUT!?の引用になりますが、「つかんだはずの光は本物じゃなかった 闇に飲み込まれて」「確かなものが見たくて走り続けてたら 闇に愛されてた」
これは無我夢中で走りながらもゴールにはたどり着けない理亞の様子、といったところでしょうか。目標のために誰よりも努力をしているのに、なぜか結果がついてこない。どんどん闇の中に入りこんでしまい、出口のない夢の先を探しているわけです。
「必ず手に入れるはずの輝きはどこにある?」「空の色が見えないのに 輝きを感じてる」
自分の目指す輝きは遥か高いところにあるはずなのに、上を向いても何も見えてこない。だけど、確かに輝きの気配は感じている。どうして? と。
だけどそれは、彼女自身の中にありました。2期13話で千歌が出した結論と同様に、探していた輝きは自分の中にありました。それを、曲を通して姉が教えてくれました。
希望という名の羽が理亞の内に眠る輝きであり、彼女自身の中にしっかりとありました。
劇場版での描写になりますが、彼女が自身の持つ輝きに気づけた瞬間にピンク色の羽が飛んでいましたね。Aqoursがμ'sとは別の物語を歩み始めたときのように、理亞ちゃんはこれまでのSaint snowとは別の物語を歩み始めるのですね。
「強さを求めたら 弱さを受け入れてみようよ」
はい。泣いて(ry
SELF CONTROLで彼女は「敵は弱い自分の影さ」「弱い心じゃだめなんだと」「強い強いと思いこんで 弱さを潰す毎日」
と、徹底的に自分の弱さを排除しようとしていました。しかし、本当の強さを手に入れるためには、自分の弱さを受け入れる必要があります。Aqoursが自分たちの0を受け入れ、それを糧にして成長したように。
「新しくなれ 古い殻を破って進め できるね?できるよ!次の場所へダッシュ!」
はい。泣(ry
これまでの考え方、そしてSaint snowであることにこだわらず、新しい理亞になって欲しいという姉からの願いでしょう。ここはダイヤさんの「ルビィは何でもできるのですわ」に通ずるところがありますね。
「もっと踊りたい」「Let’s dance!」「止まらないよdance!」
はい。(ry
これは、最高だと言わせるためにダンスなうしていたSELF CONTROLとは明らかに別の動機ですね。自分が踊りたいから踊るという純粋な気持ちです。そしてこのライブを見た月ちゃんは「勝つことよりも楽しむことが大切だと気づいた」と語ります。
輝くために必要なことはここに全て詰まっていますね。
「Believe again! すべてを抱きしめながら また始まるんだ」
は(ry
これは劇場版でAqoursが至った結論と同じだと思います。これまでの努力も、敗北も、思い出も、全部自分の一部にして次に進んでいきます。
叶えられなかった夢をもう一度信じて、本来の場所で叶えるために。
(これは妄想ですが、月ちゃんがアップしたこの動画を見てエンドロールのようなことが起こったと考えると嬉しいですね。理亞ちゃんについていくことができず、一度はスクールアイドルを諦めた子だとしたら。パフォーマンスで人を感動させ、「Believe again、もう一度信じよう」と心を動かすことができていたとしたら、理亞ちゃんは正真正銘のスクールアイドルであると言えるでしょう。)
「本気だって言わなくってきっと伝わるよ」
「何度でも熱くなれ自由になれ」
(ry
わざわざ言わなくても、彼女の本気は伝わるのです。だからこそ心を動かされる人たちがいます。
SELF CONTROLでは「真剣だよ遊びじゃない」とあえて歌っていたのに、それを否定するような歌詞ですね。逆に、理亞ちゃんの中でうごめいていた思いは肯定します。その思いの強さでこれからも輝いていって欲しいものです。
そして姉がいなくなっても、頂点を目指す彼女の冒険は終わらないのです。
サビ部分に、聖良さんが突き出した拳に理亞ちゃんの拳を合わせ、その手を互いに胸に当てる振り付けがありますね。やはりこれは姉から妹へ送るメッセージの曲なのでしょう。
「この瞬間は消えません。この思いは残っています。追いかける必要はありません。」
少しだけ時間がかかってしまったけれど、大切なことに気づけた理亞ちゃん。これまで共に頑張ってきた姉はもういないけれど、きっと来年は前年度優勝者Aqoursの最大のライバルとして、決勝の舞台で戦うのでしょう。
そして彼女は勝ちにこだわらずとも、その最大のライバルと共に歌えるそのステージを心から楽しむだけで、その場にいる全員にこう言わせるのでしょう。
「最高‼」
駄文長文ではありますが、読んでくれた方、ありがとうございます。
うるうるしながら書いてたので、もう見返す元気はありません。
変なところあったら教えてくれると嬉しいです。
書いてみるとすごく楽しかったので、また何か書いてみようかなと思えてきました。
時間ができたら投稿しますので、お時間のある方は見ていただけると嬉しいです。
ありがとうございました!